「こうの史代」先生の漫画が原作である劇場版アニメ『この世界の片隅に』の興行収入が、1月4日で10億円を突破したことが5日に明らかになりました。
日本では「君の名は。」と「聲の形」に次いで、2016年の名作アニメ映画三部作として何かと話題となっていた作品ですが、興行収入10億円を突破したことによって海外でも大きく注目されることとなりました。
『この世界の片隅に』が興行収入10億円を突破した。
また新しいアニメが興行収入10億円越えのグループに加わった!
日本のアニメ映画『この世界の片隅に』が日本での劇場公開8週目にして10億円の興行収入を突破した。
これにより『この世界の片隅に』が、「君の名は。」と「聲の形」に続き、また新たに日本の劇場での興行収入が10億円を突破したアニメ映画として加わったことになる。
クラウドファンディングの成功
『この世界の片隅に』は、「リトルウィッチアカデミア」や「Under The Dog」と同様、アニメ業界におけるクラウドファンディングで成功を遂げたアニメである。
映画は2012年にプロジェクトを開始し、2015年にはクラウドファンディングに転じ、その結果3900万円もの支援金を集め、2億5000万円の予算の一部として使用されることとなったのだ。
これは、コミュニティによって視聴者が望むコンテンツが明確に制作されるよう、情熱的なクリエイターを支援し助けるというシステムであるクラウドファンディングがアニメ業界を変えているという証明ともなったといえよう。
日本の戦時中においての、とある日常を切り取ったストーリー。
『この世界の片隅に』には、個人の悲劇を克服したいと考えるような、希望をテーマとした点が随所に見られる。
この映画『この世界の片隅に』は、賞を受賞した漫画からの適応である 。
ストーリーは、「浦野すず」という名の若い女性が主人公の物語である。
「浦野すず」は1944年、「北條周作」と結婚して嫁ぐために広島から呉という小さな町に移住することとなる。
夫となるその人は軍の事務官として働いていた。
「浦野すず」はそこで新しい家族と共に慎ましく生き、貧しい生活にも慣れ始めたころ、呉は米国からの空襲を受けるようになる。
『この世界の片隅に』は、のどかな伝統的な日本の日常と戦争の悲惨さとを対比している。
アニメ制作会社「MAPPA」は、実際に広島と呉にスタッフを送り、現実にあったリアルなストーリーと古い写真などを研究することで当時の時代を蘇らせたという。
「ヒロシマ平和映画賞」と「ヨコハマ映画祭作品賞」を受賞。
『この世界の片隅に』は、2016年11月12日から公開という短い期間にもかかわらず、多大な賞賛が相次ぎ賞を受賞するほどの作品となっている。
第3回広島国際映画祭において「ヒロシマ平和映画賞」を受賞。
名誉ある第38回ヨコハマ映画祭においては、「君の名は。」を凌いで最高の映画として「作品賞」を受賞している。
また、第71回毎日映画コンクールと第59回ブルーリボン賞を受賞する機会も得ている。
『この世界の片隅に』が興行成績において快挙を成し遂げたアニメ映画として新たに加わったことによって、アニメ制作会社の激務による苦労は、ほんの少しでも報われたといえるのではないだろうか。
翻訳元:GoBoiano GoBoiano-Facebook
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海外「聲の形の興行収入が10億円を突破!」漫画を読んだ感想も込め映画公開を楽しみする外国人多数!
以下、海外の反応コメント
・Kotomine Kirei
俺は最初それがジブリ作品だと思ってたんだけど、そうじゃなかった。
アートワークがとても美して興行に値する作品だと思うよ
本当に息を呑むほど美しい……
・BL
これはおめでたい!
・Josiah Bascon
俺は未だに「聲の形」の公開を待っているんだが……
>>Josiah Bascon
・Karen Shih
↑同じく
・Maude Calumpad
2016年はアニメ映画の豊作だったな!
「君の名は。」と「聲の形」に続いて、また新しいアニメ映画が観れるなんて嬉しい限りだよ!:3
・Şerb Cuceri
めっちゃ観たいんだけど、こっちでの公開はいつになるんだ?
・Pau Mendoza
アニメ業界にとってクラウドファンディングの存在は革新的だったみたいだね
僕は以前に広島で起きたことについて、たくさんのことを学んだんだ
それを思い出しただけでも泣きそうになるよ T T
日本が作る戦争の映画って、アメリカや他の国が作る戦争映画とは全く違う見解なんだよね
僕はそういう日本の戦争映画が好きだ
アメリカの戦争映画みたいに戦争に英雄なんていやしないんだから
・Mark Steven Garcia
これは「火垂るの墓」の再来なのか?
俺のメンタルは持つだろうか……
・Nathaniel Davidson Lu
くそっ、また日本が感動を引っさげて来やがった!
・Mariane Jean Layam Gentiles
「この世界の片隅に(In this corner of the world)」ってタイトルがまた奥が深いって思うの……
すごく観るのが楽しみだわ
・Joshua Alega
「君の名は。」、「聲の形」に続きこの作品……
アニメ業界は映画界に革新をもたらしている
・Jimwel Tangi
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あらすじを知る
↓
戦時中の広島における人生の抜粋
↓
「火垂るの墓」がフラッシュバック
↓
心が抉れるような悲しみ ←いまここ
・Nisma Khan
これは絶対に観なきゃっ
・Andrew John Dumawa
ああ、こういう作品こそ大ヒットに値するアニメだと思うよ
・MJ Cael
これは観るべき映画リストに入れておかなきゃな
・Nurul Soleha
この世界の片隅に
聲の形
君の名は。
史上最高の物語
・Angelo Nino Salgado
これは是非にも観るべきアニメかもしれない
俺は「秒速5センチメートル」の傷さえ未だに癒えない繊細な心の持ち主だから、この映画に耐えれる自身がないけど
「この世界の片隅に」は、これまで日本国外で話題になることがなかったけど、第38回ヨコハマ映画祭では「君の名は。」を凌いで賞を受賞しているほどの作品だから、かなり素晴らしい物語なんだろう
・Rodeth Jane
私はあなたを誇りに思ってるわ
のんさん😘(原文ママ)
・Salvatore Nicholas Coccaro
こっちで公開される日が楽しみで仕方ない
まとめ
予告編を観たんですが、「コトリンゴ」が歌う「フォーククルセダーズ」の「悲しくてやりきれない」のカバー曲がかなり心に沁みました。
機会があれば是非劇場で観たい作品ですね。
マッパってユーリオンアイスじゃね?
すごいじゃん。成功ばかりで幸先良いね!
あれも良かったけど、これも作りが丁寧だね。
2016年はMAPPAの躍進凄いね
今までは中々ヒット飛ばせてなかったけど一気にきたw
マッパってマッドハウスだからね
日テレ傘下になって追い出された本体がマッパ
この映画の成功はそこ関係なく監督の熱意だろうけど
聲の形はしょーもなかった
君の名はと世界の片隅は遅れて見に行ったけど良かった
金出して見た甲斐があった
管理人さん「コトリング」ではなく「コトリンゴ」ね
ご指摘ありがとうございます!
誤字ってました!
申し訳ないです。
すぐに修正いたしました。
時代背景が同じだから、火垂るの墓を思い起こす人も多いけど、こっちは柔らかい雰囲気と、救いのある話だから、見た方がいい
よくある感動ポルノとは、全く違うから、説教臭くない
まぁ映画館には見に行かない確実に泣くからな!円盤買って応援するわ。
家でなら泣いても恥ずかしくないw
「映画館で泣く羽目になるのはカンベン」と遠慮している方は、どうか安心して劇場に足を運んで欲しい。大丈夫です。老若男女、けっこう泣いてます。マジ泣きも、ちらほら居てます。
でもこの映画は絶対に泣かないほうがいいわ
できたら、泣くな!っていいたい
自分は泣かないことによって得られたことがいくつかあった
ある程度、冷静なほうが感動も深い気がする
ちなみにこの映画を紹介してる人がこの映画で泣くなっていってたのを聞いたので泣かないっようにして見たんだけどね
その人に感謝してる
昨晩見てきた なんというか泣かない超絶感動もある映画だと思って見てたら
とんでもない声出して号泣して途中なのに出ていった主婦っぽいお客さんもいた(初めて見たわ)
生涯セルフベストスリー余裕の感動作でした
「泣いて思考停止するのではなく、出来れば泣かずに観て欲しい」は、岡田斗司夫さんが言ってましたね。二度目は倣って泣くのをガマンしました。しかし、ウチの涙腺は弱くて決壊。
泣こうと思えば泣けるが、戦前戦中の日常アニメだと思う。
感動ポルノじゃないし笑える要素も多い。
ヤンキーども、覚悟して見やがれよw
蛍の墓ほどの破壊力ではないにしてもかなりドスンとくるからな。
とりあえず箱ティッシュかハンカチ2枚ぐらいは用意してください。
正直自分は泣きはしなかったけど、日本人なら必ず見るべき映画
マンガからカットしたところも追加して円盤にしてくれたら絶対に買う
どこでもそうだが 見る側が管理人に上からの物言いしてると
クソムシ感ぱねぇ。
大ヒットしたアニメ映画を実写化してごり押し芸能人が新キャラやってとってつけたような恋愛+泣きを入れてなんか別物にして台無しにするまでがデフォやで
君の名はも実写化するよ
もう既にTVドラマとして北川景子主演で先に実写化しとります
まあおっしゃるような内容だったので話題にもなりませんでしたが
君の名はの興行収益を考えれば、きっといずれは世界中で上映されるのかもしれない
けど、両方観た感想としては
片隅が同じぐらい世界の人達に観てもらえるとうれしい
このセカは先に実写版があったが超クソだったw
個人的には圧倒的に「この世界の片隅に」のほうが好き
ただ同時に日本人以外の欧米や他のアジアの人にはこの映画の100%は伝わらないのではないかと感じる グローバルなマーケットでは「君の名は」のほうが海外でも理解しやすくエンターテイメント面でもうける作品だと思う
ちょっとさみしいけれど「この世界の片隅に」は日本人だけの宝物的な作品でいいかな
わざわざ監督が原作の政治的メッセージをできるだけ削るくらいだからね
蛍の墓とは違う
あまり話題にのぼらないけど、時代考証がものすごく緻密なんだよね。
まさに当時の風俗、空気をそのまま再現している。
色街とかも出てくるから子供向きじゃないよ。
この世界の片隅には
すでに実写化されてますので…
知らん人多いほど空気だったけど
実写版はミリタリー描写が滅茶苦茶だし
キャラの謎改変も多々あるので観なくていいよ
>戦時中の広島における人生の抜粋
↓
「火垂るの墓」がフラッシュバック
この人が火垂るの墓を広島の物語だと思ってないことを祈る。
あと、実写版は
「アニメのヒットのおかげで実写化の時に大量に刷ってしまった原作の不良在庫が一掃されて助かった」
とか原作者が言ってたくらいなのでw
この原作者の「夕凪の街 桜の国」にめっちゃ感動したのでこれも見たい。
この原作者の漫画、伏線や描写の確かさに漫画のだいご味みたいなのを感じて、広島とか原爆とか関係なくても、よく練られていることにすごく感動する。
はやく地元でやってくれー
でも泣きそうなんで、ひとりでひっそり見にいこう…
俺もあの歌、心に沁みて好きだわ
「この世界の〜」の実写化なら、すでに北川景子主演でテレビドラマ化してますぜ。
誤爆すまん。
2回めを戦時中に学童疎開していた母と観た
隣席から聞こえた嗚咽は私の宝物だ
予告編見ただけでも泣きそうになった……
見に行きたいけど近くで公開するの2月か3月なんだよね
どうせ蛍の墓みたいな陰鬱映画なんでしょって思ってる人にこそ見てほしい!
(いや蛍の墓もいい映画なんだけれども)
去年はいい映画の当たり年だったけど今年もいい映画が出てきてほしいなぁ
泣いたのは冒頭だった。まだ平和な広島で、この後襲う凄まじい悲劇を思うと…
そしてラストは哀しいんだけどどこか暖かい不思議な余韻がある
気分良く劇場を後に出来る本当に良い映画
自分もOPからダメだった。なんかもう無性に泣けてきて。
まだ何も話が進んでないのに「戦時中」「広島」っていう
キーワードだけで、勝手に色々想像して、
自分泣き過ぎじゃね?ってさすがに恥ずかしかった。
でも見終わった後は、妙にスッキリしてたなー。
ほんといい映画でした
せっかくの記事にけちを付けるわけじゃないんですけどadaptationを適応とか訳さないでくださいな。
漫画を原作に映画化するとかそういう意味ですよ。
これは劇場で見とけ。
しかも3作の中で一番良いと思う。
機会があればじゃなく、機会を作って見に行くべき映画。
この作品を見た人の多くの思いが、「もっとたくさんの人に観て欲しい」なんだと思う。
ブルーレイで一人で見たい
これこそ劇場で観るべき映画
表現という事に於いて映画館で観るべき作品だと思います
いい映画であることは間違いないんだけど、戦火にさらされることを思いやれる感性や擬似的に想像できないと伝わならないよ。
正直、先の戦争責任を持ち出すお隣さんはひどいレビューをしやがったから、そういう自国本位な歴史感を持った海外の人達が私達と同じように感動するはずと期待することはとても危険だと思うなぁ。
見た後なんか悔しくなって泣けた
実際はこんな生易しいもんじゃないのに
ふわっとした表現で誤魔化されてて
またアニメか・・
これだけ実写がボロカスだと
悔しくて泣けてくるよ。
情けない。
監督のインタビュー記事読んでると、今の実写監督がこの監督ほど
努力してるとは到底思えないな
政治的な意図でねじ曲げられないことを祈る。
火垂るの墓は、作者の戦時中における未熟さと我侭のせいで妹を死なせてしまったことへの懺悔と自身への怒りが本質であって、反戦の為に書かれたものじゃなかったのに終戦記念日のたびに政治利用される悲しさよ。
音響のいい映画館で見ることをオススメします。
空襲シーンは自分も巻き込まれて死ぬんじゃないかと思うほどの迫力。
感動したとか、考えさせられたとか、メッセージ性が…とかとは違うんだが、心揺さぶられたのは確かだわ
今更だけどクラウドファンディングに金出したいくらい
日本人、海外の人含め色んな人に観て欲しいね
音すごいよな、もぅ怖いくらい
これ見て泣くなってのは愚の骨頂だと思うわ。
泣きたきゃ泣けばいいし、面白かったら笑えばいい。
いい作品でも何回か見てれば感動なんて薄れていくもんなんだから、そしたら左脳で見ればいい。
斜に構えてこの映画見てたらきっと損すると思うわ。
基調がコメディーなので笑いながら見終わると、ズドーンと響く映画。一部悲しいシーンもあるけどね。火垂るの墓を想起して、見に行かないのはもったいない。表現が全く反対方向なので鑑賞を勧めます。
予算不足を補う完全版が作成される可能性が出てきたようですが、予算不足故に削った結果が良い方向に働いていると思う。このバージョンをぜひ。
同時期アメリカで公開された戦争映画はハクソー・リッジだしな
もはや狂ってるとしかいいようがないwwwww
個人的には昔の邦画オタなので邦画ファンとしては漫画の実写化にうつつをぬかさずこういう心揺さぶられる作品を地に足をつけて作ってほしかった
感想
サザエさんとよつばとを融合した戦争映画みたいな感じだった。
これを他のところで言ったら叩かれまくった。
記事中の「適応」はたぶんadaptationの翻訳だろうけど、「原作」とかそういう感じの意味なのでは…?
こういうのがあると記事の翻訳そのものが疑わしい感じになるよ
部分をつついて偉ぶりたいだけだろ。
そういうんだったらお前がやってみろよカスが。
コトリンゴの「悲しくてやりきれない」のカバーも良かったけれど
オダギリジョーが映画の劇中歌でカバーしてるverの方が個人的には好きかな。
44~、いいとこついてる!
1つ言わせてくれ
予告がかなりネタバレしすぎてないだろうか
最初の雰囲気からのギャップが結構大事だと思うのだが
この予告は両面見せてしまっている
しかし英語圏用の予告では見せてないっていう
いつもの国内版と海外版の予告の様式の逆転現象が起こっている
まぁ風立ちぬも似たような感じだったし
作品を正確に伝えて人を呼びたいのもわかるが
俺なら見せないかな
最近は泣かせたもん勝ちみたいな映画ばかりじゃないか!
タイタニックで号泣して鼻垂らして電車で帰った自分としては、家で観るしかないとか残念過ぎるぜorz